大阪府立大学合格体験記|一番大切な事は「今を精一杯頑張ること」
今回は、家庭教師を利用して大阪府立大学に合格を果たした先輩にお話を伺いました。
「どうして勉強しなきゃいけないの?」といったみなさんの持つ疑問に、受験を通じて見つけたアドバイスにも必見です。
関西圏では、唯一の獣医学部があります。
将来獣医になることを目指していたのですが、女性の一人暮らしを心配する両親から「一人暮らしが必要な獣医学部に行くくらいなら、自宅から通える別の学部にしなさい。」と言われたため、交通の面からもこの大学に決めました。
私は、決して高校の授業について行けない生徒ではありませんでしたが、一度自分のなかで納得出来ないことがあると、そこで引っかかってしまい、その先に進めないことがよくありました。
事業が終わってから先生に聞いて、納得しないと我慢できない頑固な受験生だったんです。
そうした私の性格を知っている両親が、「分からないところはすぐに聞けるようにした方が効率的だ」とアドバイスしてくれたことで、家庭教師を利用し始めました。
家庭教師の先生にも自分の性格を伝えると、優しく「私には、その場ですぐに聞いていいんだよ。」と言ってもらえました。
その一方で、「納得できなくても、それが事実なんだと一度飲み込むことも必要だよ。社会人になったら、きっとそんなことも沢山あるだろうから、その訓練だと思うといいかもしれないね」ともアドバイスされ、とても感心しました。
受験という荒波を乗り越えることで、努力とか忍耐とか妥協といったような、社会人になるための大人の基礎であるいろんな事を学ぶことができたと思います。
テストの内容が後々に、生活で必要になったり、職業上必要であることは少ないけれど、テストを乗り越え、自分の経験値をアップできたと思います。
数学:「理系数学の良問プラチカ」、センター試験の過去問題、京大阪大2次試験過去問
物理:「名門の森」や「橋元流解法の原則」シリーズ
科学:「化学Ⅰ・Ⅱ重要問題集」
英語:単語は「DUO」、長文は「やっておきたい英語 長文」
受験生の皆さん、今は「合格できるかどうか」この一点にかかっている…と思っているでしょう。
その通り、卒業大学によって就職先もかわってきますし、社会に出てからも「●●大学の出身の方だから、▲▲ですね」とか、出身大学によって周囲から見られ方が変わるのは事実です。
でも、自分自身にとって、一番大切な事は「今を精一杯頑張ること」です。
結果、上手くいこうが残念ながら失敗しようが、その経験は一生の糧となります。
人生一度きり、悔いの無いよう頑張りましょう。