近畿大学合格者の保護者の声|部活が終わってから通える塾などそうそうなく困っていましたが・・・
夢を叶えるため家庭教師を利用して見事合格を勝ち取った先輩のお父様に、合格までの道のりを伺いました。
受験生をかかえ悩んでいる保護者の方、家庭教師のご利用を検討されている方へのヒントになる経験談はもちろん、受験生のみなさんへのメッセージもいただいています。
「大学に行きたい」と言う息子と、真剣に話し合いました
私も在籍していた大学で、その校風が気に入っていた事もあり長男に思い出話をしていた為か、長男も受験する事となりました。
関西エリアでは2番手クラスの大学ですが、新聞やニュースでも話題になった「マグロの完全養殖」に成功するなどチャレンジ精神が豊富で、学部学科も細やかに開設されていて、将来の進みたい道が千差万別の子ども達に広く門戸を広げている大学です。
その為か近年では願書受付数が全国一になるなど、学生だけでなくその親御さんからも注目を浴びているのではないでしょうか。
長男が大学受験を言葉にしだしたのは高校2年生の夏ごろでした。中学生から始めたバレーボールにどっぷりとはまり、普段の休みも夏休みなどの長期の休みも毎日部活に通い、親の立場としては「いつ勉強をしているんだろう」と思うような毎日でした。
そんな長男が部活引退まで1年となった高校2年生になって進路というものを真剣に考えたようでした。「大学に行きたい」と言うようになったのです。聴いてみると私が通った大学への進学を希望しているとの事。早速本人と家族で真剣に話をして一番の難問である「勉強」をどうするか検討をしました。
バレーという共通の趣味を持つ先生と楽しく学習していました
前述のように息子は部活で精いっぱい。塾に通うにも1週間毎日部活ですし、都会ならまだしも、困ったことに田舎では部活が終わってから通える塾などそうそうありません。そこで白羽の矢をたてたのが家庭教師でした。
比較的部活が早く終わる火曜日と木曜日、夜の9時~11時まで教えてくださる家庭教師の先生を探してもらい、9月から来て頂く事となりました。
その先生は幸運な事に大学でバレーボールをしている学生さんで、長男も素直に楽しく接する事ができ、先輩後輩のような立場で授業を受ける事ができたようです。時には励まされ、時には叱られ、特に眠くてウトウトした時は大きな声でビックリさせられていたようでした(笑)
約1年3カ月。先輩先生の励ましのおかげで長男は無事に合格。体育会系の学生さんらしく合格発表の場でハイタッチをし抱きしめ泣いてくれたそうです。家庭教師という制度と来てくださった先生に我が家は本当に助けられたと思っています。
基本的には学校の教科書をベースにし、その週に学校で学んだ事の復習と予習をしていました。1日2時間のうち、1時間をその時間に充て、残り1時間はひたすら希望する大学の過去の問題集に取り組み、不明な点や間違った箇所を先生が説明してくれました。
私も経験がありますので、受験の厳しさや苦しさは分かっているつもりです。休みたいなとか息抜きをしたいと思う事もしょっちゅうでした。
そんな時は一呼吸おいて「自分に壁」を作ってみてください。ずるずると休んでしまわないように「明日からは絶対に休まない」という壁を心に築くイメージです。
そうすれば自分に厳しくなる事ができます。
受験だけはいくら勉強をしても「充分だ」とは感じる事のない自分との闘いです。受験にかけた日数を無にしない為にも自分に厳しくできる心を持ってください。その心があれば疲れた時はしっかり休む、自分を癒してあげる、そんな息抜きもきっと良い結果につながるようになると思います。