宮城県の入試は前・後期の2方式!?知っておくべき高校受験の特徴
高校入試は地域によって様々な特徴があり、事前に情報を得て対策を練っておく事が必須となっています。
今回は前期・後期と選抜が行われる宮城県の高校入試について、入試や合否判定について知っておくべきポイントを家庭教師の先生にお聞かせいただきました。
情報を得たらしっかりと対策を練って、合格へと進んでいきましょう!
宮城県です。
高校受験対策等、中学生を対象に指導しています。
宮城県の公立(県立・市立)高校入試は、前期選抜と後期選抜の2つの方式に分割されて募集が行われます。
前期選抜は、調査書の記載事項・3教科(国語・数学・英語)による学力検査および学校独自検査によって選抜が行われるもので、各校が定める「出願できる要件」を満たしていないとそもそも出願できません。
入学定員に対する前期選抜の割合はあらかじめ決められており、例えば普通科の場合は定員の10%から30%の間となっています。
後期選抜は、学力調査がメインとなる選抜で、国語・数学・英語・理科・社会の5教科の学力検査が行われます。
この学力検査の他にも、面接または実技(体育・美術を専攻する学科の場合)が行われることもあります。
合格判定は、学力検査の結果および調査書の記載事項・実施される場合は面接もしくは実技の結果を用いて総合的に実施されます。
このとき、「相関図表」という表が使用され、調査書点と学力検査点が、より満点に近い人が、上位となるようになっています。
公立学校の入試問題では、どちらかと言うと「教科書に載っていないような難しい知識や理解を問う設問」よりも「教科書に載っている基本的な知識をどの程度応用することができるのかを問う設問」の比重が高くなっています。
ですから、難しい参考書などにアタックする前に、教科書レベルの知識を完璧にするのも、非常に効果的な勉強法です。
他人と比べてしまい焦りすぎることなく、じっくりと基礎を固めることが、合格への近道です。
「ここ、わからない」と思ったら、躊躇せずに基本中の基本の内容から再出発して、どこでつまずいているのかを明確にすることが大切です。