桐蔭学園高等学校合格!家庭教師インタビュー|
今回は、勉強が苦手で成績も思わしくなかった生徒さんを、桐蔭学園高等学校合格に導いた家庭教師の先生にお話をうかがいました。
受験で大切な3つのこととは・・・?先生の考える「正しい勉強法」は受験生のみなさん必見です。
学校の成績が平均以下でも合格できます
生徒は男の子で、部活動に中学校の3年間をささげてきた子でした。
勉強については、5教科のレベルも平均~それ以下の、あまり勉強の得意な生徒さんではなかったですね。
まずは、どうして高校に行きたいのかという根本的なことからカウンセリングしていきました。「最終的な目標は何か」という事をキーにソクラテス形式で聞き出し、目標の設定を行いました。
まずは、一番近い中間試験で、1科目だけ目標点を取るように指導をしました。その時には、数学において、70点以上をとることを目標としました。当時の本人のレベルは50点前後でしたので、不可能な目標値ではないと判断したからです。
結果、80点越えの非常に良い結果を出すことができ、本人の勉強に対する態度も大きく変わりました。「やればできる」ということをここで体験させてあげられたことが、その後の学習にも良く影響したと思います。
その後、もう一度、同様のカウンセリングを行った結果、桐蔭学園に行きたいという事でしたので、3科目の(国数英)重点学習に変えていきました。
実質受験勉強として指導したのは6か月程度でしたが、時間を有効活用し、かなりの量の基礎問題を行わせました。この「基礎の反復」という受験の定石が功を奏して、結果として無事合格することが出来たのです
あんなに勉強が苦手だった子が、6か月で桐蔭に合格するレベルにまで成長したのは、生徒さん本人としても私自身としても非常に誇らしく思っています。
過去問題集5年分(桐蔭学園・桐光学園・日大三)、自作の問題集を使用していました。
受験に大切な3つのことを忘れないで下さい
受験に必要なことは3つです。
第1に、目標設定を行うこと。
この目標設定をあやふやにしてしまうと勉強のモチベーションが崩れたときに、復活出来なくなってしまいます。目標の設定においては1人で行うことが出来ればよいと思いますが、私は家庭教師にもどんどん頼ってほしいなと思います。ここが一番の大切な部分ですし、そこを正しく設定する手助けをするのが家庭教師の仕事ですからね。
第2は、目標に向かって、最短且つ最小の努力で向かう事です。
家庭教師との勉強の最中の「無駄話」は実は必要で、無駄ではないと考えています。しかし、「無駄な勉強」は不要です。無駄な勉強かそうでないのかは判断が難しいですから、その点についても大いに頼ってほしいと思います。
第3は、とにかく基礎の定着です。
どんなに難しい問題をできるようになっても、基礎が身についている者の解答と単なる公式の暗記では同じ満点でも雲泥の差であることをしっかり理解しておきましょう。受験でも同じ問題が出ることはないのですから、その時頼れるのは、自分の「基礎力」なのです。
受験生の皆さん、是非志望校合格に向かって頑張ってください!