家庭教師インタビュー|自分で考える事、繰り返し学習する事が大切です
福井県立科学技術高等学校を志望する中学生を指導した家庭教師の方にインタビューしました。
「自分から考える」力を重点的に指導
福井県立科学技術高等学校を第一志望にしていました。
「ものづくり」や「資格取得」を通して自分で考え、問題解決能力を身に付け、人と上手に関わり、人を思いやれる人間にとの理念のもと、情報工学科、機械システム科、化学システム科、テキスタイルデザイン科、電子電気科などがある学校です。
生徒さんはクリーニング店の子息だったため、染料や洗剤などについての化学を学び将来に役立てたいという事でした。
暗記系が苦手な生徒さんでした。
そのため、英語、地理、国語、数学などで苦戦を強いられていました。
また、集中して記憶することも苦手にしていました。
私の近所に済んでいる息子さんだったため、「良かったら頼めないか」と依頼されたのがきっかけです。
まずはどこかできないのかを洗いだしから始めました。
生徒さん自信も何がわからないのか把握できていなかったため、こちらから質問をしたりテストをしたりして丁寧に探っていきました。
また、ついつい雑談をしてしまいがちでしたので、時間内はきっちり集中させるという点にとても悩みました。
工夫した点としては、各教科ごとに、名詞や動詞など種別ごとに色分けをした単語帳を一緒に作りました。
英語の問題を解くときは例文を参考に自分で文を作ってもらい、間違いがあれば都度訂正して「自分から考える」力を重点的に養えるよう工夫しました。
また、興味のない話題の文は作っても記憶に残りにくいので、学習内容に関連した話から文を作るようにしていました。
さらに、授業した次の回には前回の事を覚えているかどうか簡単にテストをして、知識の定着にも努めました。
繰り返しの学習が、確実にレベルアップへと繋がります
結局、志望校には落ちてしまったのですが、その後進学した高校ではさほど成績に悩むことはなかったようなので、勉強の仕方やツールの活用方など、学力の底上げになったと感想をいただいたときはとても嬉しかったです。
基本的には普段使っている教科書などで基礎をしっかり硬めることを大切にして下さい。
学力を底上げしておくと、応用も利きやすいし、成績も上がってくるものです。
志望校の過去問題などが手に入れば、それがさらっと8~9割解けるようになるまで何年分か解いていくと、パターンが見えてくるようになるので応用がきくようになります。
あとは、その学校でどんなことをしたいかをイメージして、モチベーションを高めていけると集中力も出てくるかなと思います。
ゲームではないですが、繰り返しの勉強や地道な学習は、いずれ確実に経験値となってレベルアップに繋がります。
学習ツールは武器や防具、地図や魔法などのように貴方の強い味方になります。
しっかりレベルを上げて、難敵である受験を制覇しましょう!