受験勉強 モチベーションを保つ方法
11月中旬に入り、いよいよ受験シーズンの最終局面に入りました。
そんな時期だからこそ、今回は、受験勉強のモチベーションを保つ方法について紹介していきます。
大学受験、高校受験など受験にも色々とありますが、精神的にもっとも難しいのは中学入試だと言われています。
そこでここでは中学受験でのモチベーションを保つ方法を紹介していきたいと思います。
もちろん、大学受験、高校受験にも活用できます。
▼ 目次
モチベーションは人それぞれ違う
まずは保護者も正しい理解を
中学受験は「生徒と保護者の二人三脚」だと言われています。
それだけ保護者のかかわりが深い受験であるとも言えます。
そのため保護者が中学受験に対して正しい理解をしていなければ、生徒が高いモチベーションをもって受験に臨むことはできません。
まずいくら受験するとはいえ、あくまでも小学生です。
受験しない他の子どもたちは毎日学校から帰ると遊んでいるかもしれません。
夏休みや冬休みを楽しみにしているでしょう。
しかし中学受験をする生徒たちにはこれらはありません。
学校から帰れば塾です。塾がない日には宿題や予習復習があります。
夏休みには夏期講習が、冬休みには冬期講習があります。
モチベーションを持っているうちは乗り切れますが、切れてしまうと急激にやる気はなくなっていきます。
そんな子どもに「受験生なのだから勉強しなさい!」と言っても逆効果でしかありません。
子どもはそのような厳しいメンタルで勉強を続けているということを理解した上でコントロールしていきましょう。
子どもによってスイッチは違う
モチベーションのスイッチは子どもによって違っています。
例えば厳しく注意することでスイッチが入る場合もありますし、萎縮してしまってより落ち込んでしまう子どももいます。
褒めてモチベーションを維持できる子どももいれば、褒めると調子に乗って成績が下がる子どももいます。
重要なのはその子どもが何に興味を示していて、どういったことにどのような反応をするのかを見極めていくことです。
これを間違えてしまうと受験日までモチベーションを
維持することはできません。
また、子どもはロボットではないので、常に一定のモチベーションを保っているわけではありません。
体調や気分によって多少の波は必ずあります。
そんな小さい波のときに過剰な反応をしないようにしましょう。
小さい波は放っておけば消えます。
性格に合わせたモチベーション維持法
点数や順位にこだわる子どもの場合
子どもは模試や小テストの点数、クラスでの順位などに大きな興味を示します。
中学入試を考えているような子どもであればなおさらです。
勉強をしっかりして小テストを受けたら満点だった。
模試で偏差値が上がり、クラス内での順位も上がった。
こういったことは強烈なモチベーションとなります。
逆に順位が下がればそれがモチベーションになることもあります。
次こそは順位を上げてやろうと反発するからです。
むしろ点数や順位にこだわらない、順位が落ちても平気な顔をしているという子どもは中学入試には向いていないとも言えます。
まだ本人の中に競争心が芽生えていないのです。
模試の結果が出たときなどは点数よりも子どもの反応を見るようにしましょう。
講師の影響力は非常に大きい
中学受験では講師の影響はかなり大きいものです。
講師が受験の鍵を握っているといって良いでしょう。
講師によって授業スタイルや力量、性格などにかなりの差があります。
もちろん性格的に合う合わないはあります。
しかし実力のある講師は話術やモチベーションのコントロールが非常に巧みです。
流れるような話術で授業を行い、生徒の気持ちを盛り上げていきます。
できれば、授業をしている様子を見る機会を設けると良いでしょう。
授業中の「生徒の表情」を見るとよくわかります。
生徒が楽しそうにしていれば大丈夫でしょう。
生徒が下を向いていたり眠そうにしていれば不安になります。
生徒のやる気は講師の力によるところが大きいのです。
ご褒美も内容と使い方次第では効果的
古典的な方法ですが、ご褒美も使い方次第でかなり有効的です。
小テストが100点であれば、ゲームを30分許可する。
模試で順位が上がれば何か買ってあげる。
こういった小さいご褒美を用意するのです。
もちろん与えすぎもいけませんし、これだけが目的になってもいけません。
しかし成果を出したらご褒美をもらえる、というのはシンプルでありながら非常に効果的なものなのです。
まとめ
よくモチベーションを維持するために、「将来の目標を考えさせる」「志望校を見学に行って意識させる」というものがありますが、よほど高い意識の子どもであれば別ですが、ほとんどの小学生にはこれでモチベーションを維持し続けるのは不可能です。
もっと具体的で、近い目標であり、目に見えるものでなければ小学生はモチベーションを維持し続けることはできません。
将来を考えろというのは大人の理想だと思っておきましょう。