(1)2016年都立高校入試変更、その影響は?
都立高校を知ろう(1)
新年度がスタートしました。新中学3年生にとっては大事な1年になりますね。
今回から連続で都立高校についてお伝えします。
新3年生はもちろんのこと、1年生・2年生や保護者へも有効な情報です。
是非ご覧ください。
2016年度都立入試が大きな変更初年度
今年都立高校を受験した生徒にとっては変更初年度となり、多少の戸惑いもあったのではないでしょうか。
大きな変更点は次の4つです。
1)受験教科数の統一
今までは3教科(英数国)受験など学校による違いがありましたが、原則として全学校で5教科の入試となりました。
今まで以上に早くからの準備が必要となってきます。
2)学力調査と内申点(調査書点)の評価比率
今までは学力調査と内申点の評価比率は学校によって5:5や6:4など様々でした。
今回から全学校で7:3となりました。
今まで以上に学力調査の結果が重視されます。
3)内申点(調査書点)の算出方法
今までは英数国理社5教科の内申素点と実技4教科(保健体育・美術・技術家庭科・音楽)の内申素点を1.3倍した合計点で調査書点をつけていました。
今回からは実技4教科(保健体育・美術・技術家庭科・音楽)の内申素点を2倍にすることになりました。
通知表における実技教科の重要度が上がったといえます。
定期テストに対する実技教科の比重も上げる必要がでてきています。
4)学力調査でマークシート導入
採点ミスを防ぐため、マークシートが導入されました。
大学入試のセンター試験でもそうですが、慣れていないと意外とマークミスをしてしまします。多少のトレーニングは必要でしょう。