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国語の勉強法

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現代文の勉強などしても無駄で結局は才能だ、古文なんて難しくてよくわからない、
と苦手意識を持っている生徒が多いのがこの国語です。

それは
「勉強の仕方がよくわからない」
「勉強しても上達したかどうかの結果が見えにくい」
ことが原因といえます。

ここではその国語の勉強の仕方を具体的に紹介していきたいと思います。

▼目次

1. 現代文の解き方、勉強の仕方

記述問題は解けない、選択問題は解けるという生徒がいますが、これは大きな間違いです。

基本的な解き方はどちらも同じだからです。

選択問題でもその「選択肢の中から選ぶ」のではなく、
「本文の内容に一番近いもの」が答えになるので、
それを記述で答えるか選択肢から選ぶかだけなのです。

現代文の問題の答えは本文にあるものがほとんどです。

本文で対応している部分を見つけ、それを答えの根拠として解答するのです。

「評論」が出題されることが多くありますが、
「評論は作者が好き勝手言っている文章だから意味がわからない」という生徒もいます。

しかしこれは何も間違えていません。

むしろその通りです。

評論文は作者が「自分が思っていることや主張したいことを述べた文」です。

そのためにそこに書かれている内容が絶対的に誰が読んでも共感できるものであるはずがありません。

逆に「作者が言いたいこと」を正しく理解できればそれで良いのです。

本文の中で数字などを挙げて客観的に事実を挙げている部分と、
作者が主張している意見とをはっきりさせておくことが重要です。

「小説」ではそれが通用しないかというとそんなことはありません。

小説では「作者」ではなく「主人公や登場人物」の発言や行動を押さえることが
重要になるというだけです。

ここで注意するのは「主人公の気持ち」に関係する問題です。

これはコツを掴んでいれば楽に答えを導くことはできます。

それは「何かしらのきっかけ」→「行動」→「心情の変化」ということが
ほとんどの場合に当てはまりますので、それらをしっかりと順を追って押さえていくのです。

それぞれを押さえていくことができれば、どのような問題であっても対応することができます。

しかしこういったことは理屈ではわかっていてもすぐにできることではありません。

これらのことを意識しながら問題集などをやり込んでいくことで自然と身についていくものなのです。

これは問題集であれば解答解説の部分に詳しく載っていますので、
それを見ながらじっくりと分析をすることが必要になります。

これには時間がかかりますので、現代文は一問をしっかり理解できるまで解きこむことを意識しましょう。

もし解答解説を読んでも理解できない部分があれば、塾の先生や家庭教師などに質問するようにしましょう。

決してわからないものをそのままにしないことが大切です。

2. 古文の解き方、勉強の仕方

古文はよく英語の長文と同じと言われます。

完璧に訳することができればもっとも良く、
少なくともあらすじくらいは理解できなければ問題を解くことはできません。

そのためには英語の単語に当たる「古語」を知っておくということが必要になります。

これは「古文単語集」などを使って暗記していきましょう。

そして文章を読む際に注意するのは「主語の省略」です。

古文の文章では主語が省略されることが多いのです。

登場人物が少ない話であればある程度は見当がつきますが、
登場人物が増えてくると誰の発言なのか、誰の行動なのかがわかりにくくなっていきます。

そのために発言や行動があれば「誰がしたことか」をはっきりさせていく必要があります。

次に「敬語の使い方」です。

古文の文章の登場人物は天皇や貴族などの身分の場合が多く、
「登場人物→登場人物」、「作者→登場人物」など色々な敬語が使われています。

「誰が誰に」敬語を使っているかということに注意しましょう。

最後に「文法」です。

これは現代文の文法もよくわかっていない生徒にとってはかなりの難関になります。

しかしこの古文の文法は入試などでも問題に直結することが多く、頻出と言えます。

そのためにここができるかどうかで国語の点数が大きく変わると言えます。

また、難しいからと言って捨ててしまっている受験生もいますので、
この部分で正解することができれば差をつけることができます。

用法や意味、活用形、活用の種類などを地道によく出るものから覚えていけば
量はそれほど多くないために得点源にすることも十分に可能です。

どうしても古文が苦手だという生徒は中学生の問題集の古文からやり直すのも良いでしょう。

中学生で出題される古文は比較的短くて読みやすい説話などが多いために基礎問題として十分に使えます。

徐々に文章が長いものにしていけば、わからなさすぎてまったく解けないということはなくなります。

3. まとめ

苦手意識を持つ生徒が多い国語ですが、
正しい勉強法を積み重ねれば確実な点数になる科目でもあります。

意識して解くことで国語を得点源にしていきましょう。