唯一複合選抜制って?家庭教師が教える「愛知の高校入試はこう乗り切れ!」
愛知県の高校入試で特徴的なのが「唯一複合選抜制」。
一体どんな制度なのでしょうか?
今回はこの「唯一複合選抜制」を中心に、家庭教師の先生にお話をうかがいました。
こうした特殊な入試環境をベストな状態で乗り切るためのアドバイスも必見です。
愛知県は全国で唯一複合選抜制の入試制度を採用しています。
県内の2つのエリアからそれぞれ一校を第一志望校に選ぶことができ、一般選抜だけで2回選抜試験を受験することができる制度です。
また推薦入試、定員不足の二次試験を含めると4回試験を受けるチャンスがあります。
しかし逆をいうと何度も試験を受けることのできる体力を肉体的にも精神的にもつけなければ乗り切ることはできません。
最初の試験にミスがあっても次に引きずらないメンタルを持つことが重要です。
試験内容は極端に難関な問題はほとんど出題されず、一般的に傾向と対策は毎年ほぼ変化のない予想しやすいものといわれています。
しかし他の受験生も状況は同じですので油断は禁物です。
また愛知県は内申の点数を重視する高校が比較的多いことを考慮し、志望校を決めなくてはなりません。
一般入試にも面接試験があり、推薦入試よりコンパクトな時間の面接ですが、こちらの対策も必ず必要となります。
一般選抜の科目教科はそれほど難しい問題が出るわけではないので、難解な問題にあまり時間をかけず、逆に正答率が高い問題は必ず回答できるように学習を進めていくことをお勧めします。
参考書もあまりたくさん用意するのではなく、同じものを繰り返し解いて完全にマスターしていく形で勉強をした方が自信もつきますし、確かな学力アップにつながります。
高校受験の試験範囲は大変広く、果てしなく感じてしまうかもしれません。
しかし愛知県の試験問題の傾向はほぼ毎年同じなので、的外れな勉強をしなければちゃんと結果は出るはずです。
試験範囲の情報収集と対策をしっかりと行い、集中力を持って勉強に臨んでくださいね。