ケアレスミスが多い・・・その原因と対策法とは?
▼目次
ケアレスミスで危険なのは「ケアレス」でないミス
しっかりと理解はしているはずなのに、なかなか満点は取れずに間違ってしまう。
そんなミスの多くが「ケアレスミス」による間違いと言われます。
しかし、ひとことでケアレスミスと言っても実はいくつかの種類があります。
それぞれの原因理由によって対処法が違うのでしっかりと分析しておきましょう。
計算ミス
まず多いのが「計算ミス」です。
中学受験において算数や理科は非常に重要度が高いものです。
そこで計算ミスが多い生徒はどうしても点数が伸び悩むことになります。
それをみんなわかっているはずなのにそれでも起こるのが計算ミスなのです。
これは計算能力というよりも「性格」「性質」が関わってくるために根深いものとなっているのです。
何度注意しても計算を雑に行う生徒、テストや模試などで緊張してしまう生徒、とにかく焦ってしまって落ち着いて問題を解けない生徒などがこれに当たります。
本当に解き方を理解しているのであれば、後はメンタル面の問題になってきますので、どれだけ落ち着いて注意深く計算するかということを意識させていきましょう。
勘違い・書き間違い
次に「勘違い、書き間違い」です。
例えば国語の問題で文章中の漢字を解答用紙に移し間違える。
算数の問題で計算の数字を計算用紙に移し間違える。
こうなると計算自体が合っていても元の数字自体が間違えているのですから絶対に正解にはなりません。
こういった間違いは「わかっているのに間違える」というかなり悪い間違え方になります。
これも能力というよりはメンタル面の影響が強いものと言えます。
ケアレスミスに見えてしまう理解不足
そして注意していただきたいのが「実はケアレスミスではない」というものです。
一見単純な計算ミスのように見える、単なる勘違いのように見えるという間違いが実は生徒がしっかりと理解できていないために間違えていることがあるのです。
基本的に生徒は「わかっていないことを隠したがる」傾向があります。
「わからない」と言えないのです。
そのために「わかっているか」と聞かれれば「はい」と答えますし、「わからないところはあるか?」と聞かれると「ない」と答えます。
そして一見ケアレスミスに見えるような間違いをされると教師や保護者はケアレスミスだと思ってしまうのです。
これが一番危険な状態であるとも言えます。
ケアレスミスを減らしていくためには
スポーツなどでも重要なメンタルトレーニング
メンタル面や性格が絡んでいるケアレスミスは突然治るようなことはありません。
「何度も解く」「落ち着いて解く」「焦らない」ということを体にしみこませるように時間をかけて行わなければいけません。
普段勉強している時から「落ち着く」「ゆっくり書く」「丁寧に解く」ことを本人に意識させ続けていけば確実に「減らす」ことはできます。
また、メンタル的なケアレスミスは焦っている時などに起こってしまうことから、本番をシュミレーションしながら問題を解く癖をつけるなどの方法も有効です。
最近では、スポーツでも肉体的なトレーニングだけでなく、メンタル的なトレーニングが重要視されていますので、本番に力を発揮するためにどうすればいいのかを考えるようにしましょう。
実は完全に理解していないということを理解すること
一番危険な「実は完全に理解していない」ことによるケアレスミス。
これは塾に通っている生徒に多い症状です。
塾ではカリキュラムが決められていて学年が変わったりすると、それ以前の学年の単元は「わかっているもの」として新しい内容を教えていきます。
この際に前の単元を完全に理解していないとあやふやなまま次のことを学習していくことになります。
本人もまったくわかっていないわけではないので、なんとなく先に進んでしまう形になります。
これがケアレスミスに見える間違いを生み出すのです。
これを防ぐには、わかっていないことを「わからない」と言える環境を作らなければいけません。
たとえ前の学年の内容であっても完全に理解させるということが重要です。
講習の期間をうまく使えばスムーズに復習を行うことができます。
また、塾の講師や保護者による「分析」が重要になります。
本当に注意力が足りていなくてミスをしただけなのか、完全に理解していなかったために間違えてしまったものなのかを分析して、それに対処する必要があります。
ケアレスミスの1点も、難問の1点も重みは同じ
エアレスミスという言葉から、どうしても軽視されがちですが、ケアレスミスの1点も、難問の1点も重みは同じです。
人間はケアレスミスを完全に無くすということはできません。
しかし減らすことはできます。
生徒のケアレスミスがなかなか減らない場合には、解答用紙だけをチェックするのではなく、その生徒が「どのように問題を解いているか」を観察しましょう。
雑に解いていないか、走り書きのように数字を書いて見間違えていないか、変に焦って答えを出そうとしていないか、という生徒の動きに注目して原因を突き止めていきましょう。
そして、その都度指摘して「落ち着いて」問題を読み、字を書き、問題を解くという習慣を覚えさせていくのです。
これを自然と本人ができるようになるまで続けていけば徐々にケアレスミスは減っていくでしょう。